妊娠中・出産後の尿もれ基礎知識

妊娠や出産が原因で経験する方が多いと言われている尿もれ。そんな妊婦さんやママたちの、尿もれの「なぜ?」や「気を付けること」などをご紹介。基礎知識を正しく知って、セルフケアを心がけましょう。

なぜ、妊娠中・出産後に尿もれがおきるの?

尿もれ経験者のほとんどは、妊娠・出産が原因

妊娠・出産が原因で尿もれを経験された方のほとんどが腹圧性失禁と言われています。
妊娠中は、週数が進むにつれ、胎児の成長とともに子宮が大きくなって、膀胱を強く圧迫することで尿もれを経験する方が多いようです。
また、出産後の尿もれの原因としては出産時に骨盤底が下にたわむことが原因で尿もれを経験する方が多いようです。

妊娠中に気を付けることって?

妊娠中は「いきむおしっこ」ではなく「自然なおしっこ」が大事

妊娠中はおなかに力を入れる「いきむおしっこ」をしがちです。これは膀胱の収縮力が落ちるのに加え、大きくなった子宮が膀胱を圧迫しているので、どうしてもおなかに力がかかってしまうためです。
このやり方が身につくと、のちのち尿もれにつながる可能性を作ることになります。妊娠中から、できるだけおなかに力を入れない「自然なおしっこ」をするように心がけましょう。
妊娠5カ月頃から巻く腹帯で、膀胱への圧迫が軽減され、尿もれ症状が起こりにくくなるという人もいますが、もしもに備えて尿ケア専用品を使うことでさらに安心できるかもしれません。

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出産後に気を付けることは?

出産後の尿もれには「骨盤底筋トレーニング」が大事!

骨盤底のたわみは、順調ならば約1~2か月で戻りますが、それまでの期間はできるだけ横になって休み、骨盤底の回復に努めることが大切です。
回復には、立った姿勢で骨盤底がたわまなくなるのに3~4週間、重いものを持ち上げても大丈夫なまでに少なくとも6~8週間かかります。
また、出産後4週以内に腹筋運動や、コルセットやガードルでおなかを締めつけることは、子宮や膀胱を下にさげて骨盤底に負担を与えることになり、尿もれの原因につながってしまいます。
出産後、骨盤底は一時的に不安定な状態になっていますので、会陰の痛みが治まる時期を目安に骨盤底筋トレーニングを始めましょう。
毎日続けることで、尿もれ症状の改善が期待できます。トレーニングを継続することで丈夫な骨盤底が作られ、尿もれなどのトラブルを起こしづらくなる予防効果も期待できます。

  • 出産後に骨盤底筋トレーニングを始める際は、事前にかかりつけの助産師や産婦人科医にご相談ください。
尿もれ対策に!骨盤底筋トレーニング